サ キさんのチェンマイ日記
  
                                        
 
■ 482■ 8月12日 2007

「引っ越し大作戦」
 
←引っ越しのプロ

 引っ越しはその道のプロが助けてくれました。

 プロというのは家人のことで、彼女は僕の引っ越しの前に、香港で長女の引っ越し手伝いをしてバンコクに帰ってきたとたん、僕の仕事の終了を告げられ、そ したらまたチェンマイに引っ越しだという訳で、滞在を延ばして引っ越しの荷造りから手伝ってくれました。

 彼女が引っ越しのプロを自任しているのには訳があります。2回の国内引っ越しと、3回に渡る海外引っ越しは、僕が先に赴任地に行ってしまっている関係で どうしても彼女の仕事になります。それと娘たちの引っ越しもその都度かり出されて手伝いに出かけます。

 手際ぎはの良さは僕にはないもので、品物が増えるとその選別(捨てるものの決定)が結構決心のいる仕事です。僕はあまり物を捨てる主義ではないので、ど うしても身辺に物がたまってしまいます。一方家人はというと、性格があっさりしている関係からか、不要物をささと処分する派です。結構まだ使えると思う物 でもさっと決心して捨ててしまいます。ま、この性格が我が家をゴミの山にしない結果になっていますが。

 でも、本は捨てられないと見え、3年間でかなりの量になった書籍、雑誌はすべて保存ということになり、本好きの僕としては一安心というところです。しか し、引っ越しとなると一番かさばるのが本の類いです。

 バンコクの仕事着は普段Yシャツにネクタイが標準です。一部上着を着ている人もいますが、この常夏の国では上着は不要と思いますが、オフーイスビルは冷 房が効きすいているところが多く、年中事務所で仕事をしている人には必需かも知れません。僕は上着持参でバンコクに出かけましたが、途中から上着を着なく なりました。理由はタイにもクールビズを広めたいからといえば聞こえはいいのですが、上着を着るのは面倒になったからです。

 しかし、香港でもそうでしたが、どうしてあれほど冷房の温度を下げるのでしょうか。日本などは省エネで室内温度を27度くらいにしており時には暑さを感 じることもありますが、タイではそうでなく冷房が効きすぎており、映画などを見に行く場合は長ズボン、長袖必需となります。

 これはよく研究をしてみると、どうも設備投資に関する感覚のずれと言えるのではないかと思います。日本の空調は微妙な温度調節が可能ですが、タイのそれ は不可能です。だから事務所では、ジャンバーなどを着込んで寒さをしのぎます。どうも設備投資に金をかけたくないというか、日本ほどきめ細かくないという か、とにかく冷房は効きすぐいるくらいがいいと考えている節があります。だから事務所や映画館は寒冷地帯です。

 タイや香港は騒音にたいしても鈍感ではないかとういうほど無頓着で、家庭用エアコンなども安物の現地産や中国製など買おう物なら、昔飛んでいたYS11 並みの騒音に悩まされることになります。香港は特に建物の構造上ウインドータイプのエアコンが今でも主流で、騒音がもろに部屋の中で発生します。

 我が家はタウンハウスで両隣とは壁一枚を隔てた構造です。
エアコンの室外機はベランダに設置してありますが、その室外機が古くなっていたり、安い現地産だったりすると、窓を閉め切っていても騒音が気になります。 それに隣人がエアコン好きな人の場合は最悪です。先年亡くなりましたが、左隣のアメリカ人は巨漢体質で暑がりでしたから夏期には一日中エアコンをかけっぱ なしにしていました。これがかなりの年代物だったから、我が家は一年中騒音に悩まされていました。チェンマイで家探しする場合は隣近所にエアコン好きがい ないかどうかチェックする必要があります。

 日本では定着した感のあるクールビズ、タイでもその気運が高まって欲しいものです。もちろん引退した今では一日中短パン、半袖で過ごしていますが、夕食 に出かける時などは着替えを強要され困っています。そこまでしなければならないレストランなど皆無ですが、あまりだらしない格好で過ごしていると精神まで だらしなくなるという家人の苦言もあながち分からない訳ではありません。

 引っ越しは会社の人に聞くと、長距離バスに乗せるのが一番早いとのことでカートン1個が200バーツ、発送の翌日バスターミナルにとりに行ってソンテウ (乗り合いのピックップトラック)をチャーチャすれば簡単に家まで運べるということです。しかし、その時間は僕の車はまだチェンマイに配送されていないは ずでこの方法は無理。次なる手だては郵便局のESMを使う方法です。ESMはタイでもかなりの優れもので、荷物を郵便局に持ち込めば翌日自宅まで配送して くれるということです。我が家でも少量の荷物を東京からチェンマイにこの方法で送りました、非常に便利でした。しかし、この方法も自分で荷物を最寄りの郵 便局に持ち込む必要があります。

 日系の運送屋に見積を頼んだところ、2万5千バーツとのことです。少しでも経費節減を計りたい心境ですのでこれはちょっと予算オーバー。最後は現地の業 者に頼むことにしました。アパートのマネジャに相談したところ、アパートの従業員に近々ランパーン(チェンマイの隣町)に車で帰る人がいるのでそれに依頼 したらどうかという朗報。7月の最後はカオパンサ(安居日)でタイの休日が3日続きます。それを利用して里帰りをするとのこと。ガソリン代込みで7千5百 バーツで引き受けてくれるというので、この人に頼む事にしました。

 僕の車はバンコクに運んでありましたが、今回の退職を機に買い戻してチェンマイに配送してもらうことにしました。自分で運転してとも考えましたが、何せ 750キロ、時間にして8時間の長丁場と聞くとちょっと自信が萎えます。結局バンコク時代の運転手に依頼することにしました。彼は甲状腺を患っているので (家人も同病です)、あまり無理をしないように何回も注意をしました。前日の夜出発したもようで、僕がチェンマイに帰る当日の7月27日、午前10時前に もうチェンマイに到着したとの電話をもらいました。しばしの時間を待ってもらうことにしました。


 7月27日午後1時の飛行機でチェンマイに帰りましたが、我が家にたどり着いた3時には車も、荷物も無事チェンマイに到着していました。今回はタイ人に すべてを託したことになります。

 引っ越し荷物が到着したら、今度はその整理です。カートンボックス16個、増え続けた品物の収容には新しい引き出すタンス、本箱を購入する必要性に迫ら れました。大半は3年前それまでの洋服ダンスに収納してあったはずですが、どうしても入りきれません。別段新しく洋服など購入したわけではありませんが、 これはちょっとした不思議でした。

 意を決して、6年前チェンマイに移住した当初家具などを購入した知り合いの家具屋に出かけました。その途中、スーパーハイウエー沿いで新しい大型家具 センターを発見しました。場所は6年前に家具や、カーテン、台所などを新しくするためお世話になった家具屋の場所に違いがありません。その当時、改装して 売り場を広げるなどという話を聞いていました。僕はてっきりここが以前の家具屋の今の姿だと確信していました。しかし、ここでの驚きは6年間のチェンマイ の変貌を著実に物語る物でした。この話は次回ということで。


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