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最近は洒落た店が多くなったニマンヘミン通り
「チェンマイ」
■381■ 6月12日
380号で野球選手の語彙について書いたところ、友人2人から猛烈な叱正を受けました。その激しさはかなりなもので、2時間くらい息をもつかぬ勢いです。
叱正の要旨は、「これからも頑張りますので、応援よろしくお願いします」は、観客にこびているのではなく、凋落の一歩をたどるプロ野球人気をなんとか回復
させるべく努力している結果だといいます。
紋切り型になるのは、小さな頃より野球一筋で、語彙が少なくなった結果で、それは容認してあげなければなるまい、野球選手に気の利いたスピーチを期待する
方が無理・・・という、2人とも同じ意見です。
二人は関西出身で、かなりの阪神フアンと見受けられます。それにしても、叱正の内容が二人とも全く同じであるのがちょっと気にかかります。関西人特有の、
息をも切らぬ突っ込みであると考えますが、その勢いは、こちらがたじたじになるくらいです。関西人は、どうしてあんなに、一瞬のうちに共闘できるのかが不
思議です。
試合後に行われる「ヒーローインタビュー」も、あれはマスコミが作り上げたちょっとしたショーで、別段ヒーローになったからといってもそれほどうれしくは
あるまい、アナウンサーが無理に喋らせていることもある、と、あくまで選手擁護の観点を崩しません。マスコミや球団が作り上げたシナリオ通りにことが進ん
でいるだけだともいいます。
皆同じように「これからも頑張りますので、応援よろしくお願いします」でどこが悪いのかとも、問われます。観客も試合後のこのスピーチが聞きたいために、
残っているといいます。そして、毎回同じスピーチで締めくくられても、観客はそれを聞いて「よし、明日も見に来よう」と球場に足を運ぶのだ、というので
す。
僕の論旨は、もう少し個性的であってしかるべきだというものでした。例を挙げるなら日本ハムの新庄選手とはいわないまでも、もう少し、自分の言葉で話して
欲しいということです。だんだんと失われていく日本語の「語彙」を憂慮することが、古い日本語を死語にしてしまわないとい論旨を、最後まで理解してくれま
せんでした。
仕事の合間に休暇を取って、チェンマイに帰っています。
いつものように、週末では出来ない雑用を片付けるのが目的です。
雨期に突入したチェンマイは日替わりの天候です。
午後、到着した8日は、雨こそ降りませんが、湿度90パーセント以上という感じで、まるでサウナ風呂に入っている感じです。家人にいわせると、ちょっと今
年は天候不順ではないかと思うとのことですが、日本の梅雨以上の湿気です。
翌9日は朝から行動開始です。自動車は既にバンコクに搬送した後ですので、足がありません。一計を案じ、こちらの乗り合いバス(ピックアップトラックの荷
台に2列の座席を取り付けたもの)「ソンテウ」をハイヤーすることにしました。結果、これが結構ユーザブルで2時間半300バーツと、ちょっと高めですが
所用はすべて完了しました。
まずは、TOTのADSL用モデムが調子悪く、家人が使えないとのことで、販売代理店に行くことにしました。1年くらい前に購入した店は、北門をすぎた当
たりにありましたのでいくと、同じ番地には既に別の店が入っています。内装も新しく、聞くと4ヶ月前に引っ越したとのこと。名刺を持っていたので電話で確
かめてもらっても、要領を得ません。近くを探したのですがそれらしい店は見当たりません。
これはあきらめて、新品を買わなければと、腹をくくっていると、遠くからその店の店員が呼んでいます。名刺をもう一度、と渡すと、店主らしい人が再度電話
をかけてくれました。どうも電話局に問い合わせてくれたようです。こういうところは、タイ人は実に親切です。店員も片言の日本語を喋るので理由を聞いてみ
ると、6年くらい日本に出稼ぎに行っていたとのことです。タイにはこういう人も沢山いて、皆、日本に親近感を持っています。
移転先が判明しました。ナイトバザールの近くに出来た「パンティアップ・プラザ」の4階だということです。この建物はバンコクに移動する前に、建築中だっ
たのを覚えていますし、バンコクでは同名のコンピィータセンターがあるので、想像でき、この代理店も出世したのだと期待を膨らませて移動しました。チェン
マイでも有名と見え、ソンテウの運転手も道順を知っていました。
到着した時間が午前10時、この種の店は開店が遅いと、ちょっと心配する家人は取り越し苦労だったようで、店はすでに開店していました。しかし、なじみの
エンジニアーはまだ出てきておらず、事情を女店員に告げると、早速テストをしてくれ、このモデムは壊れていないとの判断です。電話が問題だから、1177
に電話して確かめるようにサジェッションされました。
天気は快晴、今日は湿気もなく、太陽が照りつける暑さです。ソンテウの運転手は年の頃50歳ぐらい、途中の道中で語るには、ソンテウ歴30年ということで
す。現在使っているトヨタのピックアップは2台目で、もう20年使っているが、エアコンをのぞけば充分に走る、と車の耐久性をひと自慢。ハイヤーしたので
他人が乗り込んでこないので、僕は助手席に座っています。この席が一番で、荷台にしつらえられたベンチに座っている家人は不満のようです。
運転手は道路もよく知っていて、30年くらい前は、外観道路のスーパーハイウエーなどは陰も形もなかった、チェンマイといっても、四方を取り囲むお堀の外
は、人家もなく、田んぼが広がるのどかな田舎町だった、とのことです。増え続ける人口と、車で、今や公害問題が深刻なチェンマイに、最近路線バスの導入が
決まりました。しかし、ソンテウ協会が大反対で、この決着どうなるか余談を許さないようですが、ソンテウ協会は、この所の原油価格の高騰にも関わらず、運
賃の値上げをしないで、市民の心をつなぎ止める作戦に出ています。
新聞報道では、既にバスは購入ずみ、バスストップも立派なものが既に出来上がっています。ハイヤーした運転手も、時代の流れには逆らえないのでは、との理
解を示していました。
次なる目的地は、花市場です。「花の都チェンマイ」を標榜するだけあって、大規模な花市場があります。購入目的は「金魚」です。
前庭の小さな池に、金魚を飼っていましたが、このところ家人もビザの問題で、たびたびバンコクに出てきており、2、3週間くらい滞在するのが常で、留守が
ちでしたが、そのうちに15匹はいた金魚が行方不明になりました。
誰かがあわれに思って持って行ったことも考えられますが、一度1ヶ月半くらい日本に滞在していたときは、金魚はこけなどを食べて生き延びたことがあるの
で、やはり猫などにとられたという推測は当たっていないように思われます。
今回、改めて金魚を飼おうと思い立ったのは、生き物がいないと、カエルが卵を産みつけて、オタマジャクシが沢山泳いでおり、これが成長すると、安眠を妨害
押されかねない大声で夜中じゅう泣き続けるので、それを防止する目的がありました。小さなフナ金を10匹買いましたが、値500バーツとかなり高価なので
驚き、先の金魚はやはり盗まれたとの結論に達しました。
その後、名物「カオソイ(北部タイの名物で、カレーラーメンのようなもの)を食べ、庭のツタの支柱など買い求めて我が家に帰り着きました。
これだけの仕事をこなして、車代は小さな金魚10匹にも満たないのですから、チェンマイの物価基準は実に不思議です。
問題のADSL
のモデムの件は、教えられたパスワードとユーザーネームが全くの間違いだったことが判明しました。高速インターネット時代だと騒いでも、TOT(国営電話
会社)がこうでは、発展のスピードもそれほど期待できないかもしれません。
その後のチェンマイの気候。
9日。朝のうち曇り、午後雨、夕方やむ。
家人の話では、チェンマイの雨期は5時過ぎると長袖が普通だとのこと。
10日。午前中晴れ、湿気なし。夕方から雨。それもかなり激しく。
11日。一日中晴れ。屋内のいると清々しい風が入ってきて、快適。
12日。朝のうち曇り、時々通り雨、たまに太陽が照りつけるという気まぐれな天候。
滞在中は全体的に過ごしやすい気温で、やはりチェンマイは雨期が最高です。
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