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「交通事情」
■336■
9月9日
2004
次なる相違点は道路網です。
バンコクの中心のそれは入り組んでいて、スクンビットの奥のソイなどは、まるで迷路の感があり、1ヶ月生活したくらいでは、この先はどこに通じているの
かが簡単には覚え込めません。郊外に出る道路は整備されていて、ハイウエーなども高架になって実に便利になりました。一時は慢性的な混雑で、かなり時間に
余裕をもって市内を出発しなければ、飛行機に乗り遅れる危険性が高かったドンマン飛行場への道路などは、整備が完璧で、今では時間帯によっては高速道路を
使わなくても、下の一般道路でも充分余裕を持って飛行場に到着できます。
しかし、市内の恒常的な渋滞は解消の兆しがありません。特にラマ4通りや、スクンットなどは一日中混雑しています。両道路も渋滞解消に最初にとり組み、
スカイトレーン(BTS)を走らせましたが、それでも渋滞解消にはいたらず、車の増加も相まって、以前にもましての大混乱です。それにこの高架鉄道、なん
だか幅広の道路に天井を乗せた感じで、南国の明るい空が見えなくなってしまって、街の景色を一変させてしまいました。ビルの3、4階にあたるプラット
フォームへの上がり下りは相変わらず長い階段を上り下りしなくってはならず、不便この上ありません。やはり高架鉄道は遊園地や、新開地などに似合うので、
都心には不向きだと思います。
大都市にはやはり地下鉄が最適だと考えます。交通渋滞緩和の切り札として登場した地下鉄も、料金改訂後、すっかり乗客を減らしています。策として、政府
はスカイトレーンと地下鉄の両交通システムを買い取り、国営にして料金を一律15バーツとする案を検討中とあります。このような抜本的な改革を急がない
と、バンコクの交通マヒはますます深刻さをまして、解決策がなくなり、ソウルや東京のように新しい場所に首都移転を計画しなければならない事態になりかね
ません。
構想から30年、やっと地下鉄も、飛行場への高速道路も整備されたというのに、この完備されたインフラを捨てるがごとくに、今、新しい飛行場が建設され
ています。新飛行場へのアクセスは高速道路だけで、鉄道はこれから建設開始という案配。せっかくの飛行場アクセスが振り出しに戻る危険性があります。
道路事情は、チェンマイが勝ります。区画された城郭都市ですので、一方通行を我慢すればドライブは至って簡単です。お堀を取り囲む道路に路面電車が走り
出すという計画もあります。一部地区だけの限ですが市営のバスも走り出しています。最近の新聞報道では、チェンマイ環境改善に4億バーツの予算出費が決定
したとあります。気管支関係の病気の発症率がタイ中で一番高くなっていることや、来年のナイトサファリの開園、2年後の世界花博の開催と、観光客誘致にも
チェンマイの環境改善が待たれます。
着工して半年が過ぎようとする外環道路、スーパーハイウェーの立体交差の工事は、進捗状況が捗々しくはありません。この分では、2年後完成のスケジュー
ルは大幅に延期されること必定それまでは立ち上る砂煙を我慢ししなければならないようです。
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